NPO法人 日本食用塩研究会 代表理事
原子爆弾による世界で唯一の被爆国となった日本には、
日本伝統の食品や食事法によって、身心の生命力を高めて、
放射線の害を克服した記録があります。
その一つは、広島で9歳の時に、爆心地から2kmの地点で
直接被爆したにもかかわらず、梅干と玄米正食で原爆症をまぬがれ、
7人の健康児の母となった平賀佐和子さんの体験記録。
もう一つは、長崎で29歳の時に、爆心地から1.4kmにある病院で
被爆したにもかかわらず、塩と玄米と味噌汁で89歳まで生き延びた
秋月辰一郎医長と、その病院職員や入院患者70人の実証記録。
福島の原発事故によって世界で有数の被曝国となった日本にとって、
この奇跡的な、しかし確かに実在する二つの記録は“希望”であり、
容易に実践できる具体的な“対策”となります。
原発は、平和利用という美名によって覆われた、もっとも反生命的な
ものの象徴であります。
けれども、それを容認してきたのは、他ならぬ私たち自身です。
今こそ、私たち日本人の「気づき」と「目覚め」のチャンスです。
「非原発」を宣言し、放射能をも撃退してくれる「伝統食育」を実践しましょう。